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2019年10月14日 (月)

JR東日本の新幹線が水に浸かるリスクが高いのは、長野だけ!

昨日長野新幹線車両センターの浸水について述べましたが、今日はその続きです。

今日ニュースを見てみると結構水が引けたようで、半身浴状態だった車両の姿がハッキリ見えるようになってきました。とりあえずはよかったよかった。

一部報道では留置されていた10編成、ヘタしたら全部廃車じゃないか、という予測もありますが、仮に修繕をするとしても全般検査に匹敵する、あるいはそれ以上の規模での修繕となるでしょうね。私が昨日、白山や仙台に移動云々言ったのはこのためですが、電気・電子機器系はすべて交換でしょうし、かろうじて台車が使えるかどうか、台車も全てバラしてなどなど、考えるだけで気が遠くなりかけました。JR西日本の2015年度有価証券報告書によると、120両(10編成分)の製造費が約328億円との情報があることから、修繕費が1両あたり2億円程度かかってしまうようなら、解体費用のことも考えると、廃車にしてしまった方が早そうです。

長野新幹線車両センターは、ハザードマップで見ると氾濫流で家屋倒壊の恐れがあるとされているし、想定最大規模降雨(流域全体で2日間で396mm)にて10~20m未満の洪水による浸水の深さが予測されている場所に立地しています。
https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/330477.pdf

さて、じゃあ他地域はどうなんだ?ちょっと調べてみましょう。
まずは当blogにとって最もゆかりのある青森(盛岡新幹線車両センター青森派出所)から。

https://www.city.aomori.aomori.jp/koen-kasen/anzen-kinkyu/bousai-syoubou/documents/04_2_shinjo_amatanai.pdf
https://www.city.aomori.aomori.jp/kikikanri/anzen-kinkyu/bousai-syoubou/documents/tsunamihaza-domaptyuuou.pdf

盛岡新幹線車両センター青森派出所は標高5mいくかいかないかの場所に立地はしていますが、3.8~5.9m盛土がされていますので、基本的にはほぼ大丈夫と言っていいでしょう。

次に仙台新幹線車両センター(正確には宮城県宮城郡利府町、仙台市宮城野区、多賀城市)。ハザードマップに目を通した感じでは、こちらは砂押川が氾濫した場合で洪水は3m未満とのことですが、もともと3~5m盛土してあるので大丈夫でしょう

盛岡新幹線車両センター那須塩原電留線小山新幹線車両センターはまあ大丈夫、東京新幹線車両センターも一応大丈夫と、ハザードマップに目を通した限りではそうなってます。

結論としては、長野新幹線車両センターは今回のような洪水・河川(千曲川)の氾濫による車両センター水没のリスクと隣り合わせである、ということですね。
JR東日本は、また千曲川に氾濫されるとたまったもんじゃないでしょうから、千曲川の氾濫が予測されるほどの豪雨が起きた場合は、長野車両センターに車両の留置は絶対にやらないようにするため、長野、上越妙高、富山、金沢の各駅や、白山車両基地の滞泊あたりといった予防策を考えることになるでしょう

ちなみに、JR東海鳥飼車両基地は、付近の河川が氾濫すると周辺地区が最大5m程度水没するとされているので、ちょっとピンチになるかもしれませんね。

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コメント

清湘遊郎 殿

「北陸新幹線、代車が使えない 専用設計・周波数など壁に」

これは本日(2019/10/15)の朝日デジタルの記事だ。 この中で電源の周波数はに関しては俺は納得できない。以下にそのまま転記する。

「東海道、山陽、九州は60ヘルツ、東北、上越は50ヘルツを採用している。
ところが、北陸は東京電力(50ヘルツ)、中部電力(60ヘルツ)、東北電力(50ヘルツ)、北陸電力(60ヘルツ)と
目まぐるしく沿線の周波数が切り替わるため、専用の切り替え対応システムを搭載した車両しか走れない」

全くその通りだ。関東は50Hz、長野は60Hz、新潟は50、富山・石川は60Hz。
しかしながら、動力モータの電力系統はVVVFじゃないの?? と言うのが素朴な疑問。
要するに単相の(架線は1本) AC動力をDC変換し、そこから3相のAC動力を作ると理解している。
50Hzだろうが、60Hzだろうが、DC変換しているんだけど??

投稿: ないしょ | 2019年10月15日 (火) 21時06分

要するに、新幹線の動力モータはどのようなモータを使っているのか??
今時、DCモータを使っている新幹線はあるのか??

俺の知る限り、三相ACモータだよ。
はやぶさ、しかりそれ故に営業最高速度320km/h。  もっとも3時間のわずか数分足らず??
こいつはDCモータのブラシのように摩耗部品がない。メンテナンス性がダントツに良い、唯一その定速性の為、以前は使えなかった。
VVVF (バリアブル ボルテージ、バリアブル フリクエンシィ)の大電力半導体素子発展により、......  もうおす(し)まい。

投稿: ないしょ | 2019年10月16日 (水) 20時36分

清湘遊郎 殿

俺の理解に誤りがあった。
確かにメイン動力は 「AC400V 三相かご形誘導電動機」だ。
しかし、架線からの受電電圧は AC 25,000V 単相だ。 如何に半導体技術が進歩したとは言え、
25kV耐圧の半導体など世の中に存在しない。ここはトランスが介在する。
それもいきなり 25kV ⇒ 400V は不可能。 2段階  25kV ⇒ 15kV ⇒ 400V  
この400VをDC変換し、三相ACを作る。

トランスが介在するために、50Hz用と60Hz用のトランスを搭載し、それを自動的に切換ているようだ。
もちろん、架線側にも切換区間がある。

投稿: ないしょ | 2019年10月19日 (土) 16時05分

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