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2018年12月

2018年12月12日 (水)

おいおい、適当な解説はイケないヨ~ALFA-X1号車報道公開

本日12/12は2本立てで参ります。

北海道新幹線のスピードアップのプレスのほかにもう1つ、新幹線ネタとして大きな話題があります。

ALFA-Xの先頭車(1号車)が、川崎重工兵庫工場で報道公開された、というやつです。

色々なメディアがニュースにしていましたが、私、本日仕事が休みだったんでダラダラ報道に目を通していると、T〇Sの夕方のニュースでこれを取り上げるのを目にしました。

技術的に解説をやろうとして、500系を引き合いに出してました

しかしですね、

比較して解説をするには500系は古すぎますよ(笑)

500系は、デザイン的には今見ても美しい車両ですが、空力特性的には700系やN700系、あるいはE5系の前の代のものです。

新幹線ファンなら常識だと思いますが、技術者の方々はトンネル微気圧波対策について研究を重ね、先端部と運転席部は微気圧波にあまり影響しないことをつきとめつつ、断面積変化率を一定にしてかつ客室スペースを犠牲にしない形状として、ああいう複雑な形状としているわけで、500系のように単純に長く尖らせればいいってもんじゃない、とすでに結論が出ています

パンタグラフについてもそうでした。500系の当時のW編成のパンタグラフは、登場当時は下枠交差型パンタグラフとパンタカバーで騒音を抑える考え方が主流であったところ、ショーワ製のダンパー、パンタ側面の小さな突起・ボルテックスジェネレーターが、自然界から得た知恵だということも相まって画期的でしたが、現在は東北・北海道系だとシングルアームパンタ+大型遮音板で1編成1パンタ走行、東海道・山陽・九州系だとシングルアームパンタ+碍子カバーという対策が主流です。そもそも500系は短編成化で東海道・山陽・九州系の標準的な形のパンタグラフに換装されてるっていうのに(笑)

いやあよく調べないでまとめたのがバレバレ。失笑モンでしたね。

一部の報道の内容があまりにも酷かったので今日はこういったお祝いモードに水を差すような書き方になりましたが、やっぱり登場が楽しみです。試験の内容から言って、北海道にも行くんじゃないですかね?

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地道ではあるが一歩前進。もっと頑張れ~北海道新幹線 青函共用区間高速化

JR北海道からの正式なプレスリリースです。

http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20181212_KO_Speed%20up.pdf

北海道新幹線の青函共用区間の高速化によって、東京-新函館北斗間4時間切りとする、というもの。

今回のプレスの前にちょっと情報は流れていました。内容的には、これまでは短縮時分は3分とされてきていたところ、これを4分とし、東京-新函館北斗間を最短3時間58分とする、というものです。

報道では「青函トンネルとそれ以外の区間で合わせて4分短縮」となっています。「それ以外の区間」とはどこなんでしょうか、ということでちょっと計算。

結論を言うと、奥津軽いまべつ-湯の里知内信号所間ですね。

この区間はもちろん青函トンネルを含めてですが、距離にして63.0km。巡航速度135km/hと155km/hで比較してみましたが、3分40秒程度の差、とだいたい短縮時分と重なります

本州側では奥津軽いまべつから青函トンネルまではトンネルが多いですし、北海道側も第1湯の里トンネルから湯の里知内信号所までそれほど距離が無いので、この区間すべて160km/h化できると判断されたと思われます。

次の目標は、現実路線で共用区間全体の160km/h化でしょうか。実現すればもう2分短縮できるでしょう。

さらに順調にいけば東北新幹線埼玉県区間の130km/h化により2021年ダイヤ改正でさらに1分短縮予定で、現時点でも、合計3分は短縮される見込みです。

地道ではありますが、今回のお話は青函共用区間の高速化への前進ではあります。北海道胆振東部地震による大規模停電などの影響で、青函トンネル内の200km/h超の走行試験は見送りとなってはしまいましたが、いずれやるはずなので、こちらは気長に待ちましょう。

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