« ここで基本的なお話。~新幹線のホームって幅何mだっけ? | トップページ | ドライバーさん、自動車の運転支援機能に甘ったれるな!! »

2017年4月10日 (月)

さて、どうやって高速化しますか?~整備新幹線小委員会 青函共用区間等高速化検討ワーキンググループ

去る4/7、整備新幹線小委員会 青函共用区間等高速化検討ワーキンググループなるものが、第1回の会合を開いたそうです。これは同区間の「高速化」に特化したものらしいですが、似たような名前の委員会が前に存在したので紛らわしいったらないですね。

それはさておき、このWGの目的は、青函新在共用区間(82km)での速度引き上げを協議し、9~10月ごろに走行方式を決定、2020年度の実現を目指すことらしいです。

もっと具体的には、時間帯区分案やすれ違い時減速など検討してきた中から経済的影響やコストを踏まえて方針を絞るとのことですが、この中で注目なのは、東北新幹線盛岡-新青森間の高速化もテーマにしていることです。

個人的には、これは青函新在共用区間の高速化なのではないのか?と一瞬思いました。しかしよく見るといやいやどうして、会議の名前は青函共用区間「等」だから、青函に限ってないよ、というところでしょうか。青函に限らず整備新幹線区間全体の高速化も検討できるよ、という余地が見て取れます

整備新幹線区間である盛岡-新青森間を高速化すると同区間で7分程度短縮が見込め、さらに青函新在共用区間を、これまでの青函トンネル内から共用区間全体を160km/h化すると4~5分短縮されると思われますから、現在比計11~12分は短縮されると思います

しかし、私は整備新幹線区間、なかなか高速化は難しいのではないかと思っています。かねてから「パンドラの箱的な要素」であった線路使用料の引き上げの部分をこのWGで「ルール化」すれば何となるとして、さらなる問題として沿線騒音対策があるからです。

皆さんはお気づきでしょうか?
整備新幹線沿線の騒音基準の類型はⅠ類型(70dB以下)を充てられている箇所が非常に多いということ、そしてE5系クラスの騒音対策が無いと、騒音測定条件次第では意外と70dBを超えてしまうことがあることが、整備新幹線区間の高速化において大ネックで、個人的には気になるところです。

一応盛岡以北で320km/h走行試験を2013年にE5系で実施をしており、この際のデータを使うんでしょうが、国のせいで青函の速度が制限されてさらに国のWGの結果により整備新幹線区間の高速化をするというのであれば、高速化に関わる騒音対策費は国が負担をするべき、という論理になると思います。

ともあれ、最終的にどんな形で落ち着くか、注目です。

|

« ここで基本的なお話。~新幹線のホームって幅何mだっけ? | トップページ | ドライバーさん、自動車の運転支援機能に甘ったれるな!! »

総合」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1052017/70217784

この記事へのトラックバック一覧です: さて、どうやって高速化しますか?~整備新幹線小委員会 青函共用区間等高速化検討ワーキンググループ:

« ここで基本的なお話。~新幹線のホームって幅何mだっけ? | トップページ | ドライバーさん、自動車の運転支援機能に甘ったれるな!! »