« 2016年7月3日 - 2016年7月9日 | トップページ | 2016年7月24日 - 2016年7月30日 »

2016年7月10日 - 2016年7月16日

2016年7月11日 (月)

今さらですが、N700S概要

先日N700Sの記事をアップして以来、次回に詳しく述べると言いつつ放ったらかしにしていましたが、このまま放置すると新幹線のblogとしての存在意義が微妙になりすぎる危機感がさすがにあるので、今回は無理矢理N700Sについて述べてみましょう(笑)

まずは当blog的に特徴を列挙します。

・ATCとブレーキの改良により、地震時のブレーキ距離の短縮
・台車振動検知システムの機能向上
・駆動システムへSiC素子の採用
・床下機器配置の最適化
・先頭形状~デュアルスプリームウイング形によるトンネル微気圧波低減と車体のさらなる平滑化・形状見直しによる走行抵抗削減
・車両機器の状態監視機能の強化等によるメンテナンス性・安全性の向上
・グリーン車へのフルアクティブサス搭載

などです。
東海道・山陽・九州系だけでなく、海外輸出をにらんだ標準車としての位置づけと噂されています。

私が東海道・山陽新幹線系列の車両の中で疑問に思っていたのは、車両のユニット構成です。JR東日本の新幹線が大体が2両ユニットの構成であるのに対して、現在稼働している500系以降の系列は4両1ユニットで構成されており、山陽・九州新幹線に対しての輸送力の適正化がやりにくそうと思っていました。新登場の車両はそこの改善を狙っているとのことです。また、海外輸出のためにも1両単位で輸送力の適正化を容易にした方がよさそうですから、この設計思想は大歓迎ですね。

私個人が注目したいのは軽量化、SiC素子による省エネと先頭形状ですね。

軽量化は現行車両で500系が最も軽く、それ以降の系列は少々居住性・快適性に振った車体や装備で少々重くなってしまっていました。それが機器の小型化によって500系よりも格段に快適でかつ軽量な車両造りの目途が立ったのが大きいです。

SiCは小田急の1000形リニューアル車のイメージがありますが、新幹線には初採用となり、もともとN700でかなりの省エネを実現できていたものをさらにどのくらいの省エネが実測値として出るかが注目点です。

先頭形状はイラストを見る限り、これまでの常識とは異なり、左右端から中央にかけて一旦凹ませています。これがどういう空力特性を生み出すんでしょうか?

そう言えば、北陸新幹線にこの車両が投入されることを期待している方もいるかもしれませんが、私はちょっと疑問ですね。JR東日本の線区、特に北陸勾配区間への適合を考えると、無理にこの系列を入れなければならない決定的理由が無いからです。

これまで列車の新型車は「量産先行車」という言葉が良く使われていましたが、なぜかN700Sは「確認試験車」という用語を使っています。この言葉の使い方の違いの意味に非常に興味がありますね。いずれ開発者のインタビューが出るんでしょうが、それを楽しみにしたいです。

標識灯(前照灯)はどこにどのように取り付けられるのかが未決定のようですが、

とにかくカッコ良く付けてくださいよ

私は正直E5・H5系は機能的にやむを得ない、ということであの位置で無理矢理納得しているんですが、N700Sも同じような位置になれば一気に失望しちゃいそうです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2016年7月3日 - 2016年7月9日 | トップページ | 2016年7月24日 - 2016年7月30日 »