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2015年5月24日 - 2015年5月30日

2015年5月28日 (木)

青森駅問題~どうやっても、あるいは誰が市長でも批判が出ますよ。

昨日に引き続き、青森駅周辺整備事業の先送り問題です。

やれ無責任だ、まちづくりが停滞するだ、中断は後ろ向きだだ、市民に深い失望を与えただ、いろいろ意見が出てますね。ざっと報道内容に目を通した中で、気になったフレーズは次のものです。

青森商工会議所会頭は「東西の通路で人々が行き来できれば青森駅前の人の流れも変わってくる。まちづくりという大きな視点で考えていかなければならない」と話したそうですが、一つたずねます。

具体的に青森駅前の人の流れがどう変わって、どういう風に良い影響が出る、と考えてますか?

そもそも大前提として、駅東西の通路は全く無いわけではなく、「あすなろ橋」が存在するわけで、現在でも一定数の東西の人の流れがあるんです。そこに青森駅の東西自由通路が完成したとしても、人の流れの総数は大きく増える理由が見当たりません

商工会議所会頭の話は、この事業によって駅周辺を訪れる人の数が爆発的に増えるという根拠が無いと説得力があるとは言えません駅自体に相当の魅力を持たせられるか?もしくは駅の周りに魅力的なモノがあるかにかかっていますが、後者はもはや無いことが証明されており、前者については5/27の記事で結構な部分話してしまっているのでそちらをご覧いただくとして、こちらについても期待薄

おじ様達、いい加減クルマにばっかり乗ってないで、青森の鉄道が使いやすいかどうか体験してくださいよ、と思います。これについては書きたい内容が多くなってきたら、改めて毒を吐きまくりましょう。

この件で鹿内市長に対して結構批判の声が上がっていますが、私はこの件については、鹿内市長に同情します。無い袖は振れないからです。カネが無い中で無理やり事業を進めたとして、市庁舎新築と駅周辺整備、両方資金繰りに苦しくなる、という結果になるのではないでしょうか?批判する方々は、無い袖を無理やりでも振れや、と言っているの等しいんですが、その自覚はあるんでしょうか?私はこの事業、着手したとしても財政面で絶対に批判してくる輩が出てくると確信しています。批判するだけでなくて、何か知恵を出しなさいよ

さて、本日のまとめとして断言します。

この青森駅周辺整備事業、誰が市長だとしても、どう話を進めても、絶対に批判は出ます

しかし、批判しかしない方に2つ言っておきます。

貴方が市に事業費を寄付してください(笑)

無理矢理に事業着手して途中でカネが無くて事業が行き詰ったら責任取ってください(笑)

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2015年5月27日 (水)

やっぱり青森駅整備は、よ~く考えてからやりましょう。

先日取材のために帰省した際、ある新聞記事を読み、自宅へ持ち帰ってきました。

「青森駅周辺整備事業」(事業費試算:123億6,000万円)は、市役所(市庁舎)建て替え優先と青森駅周辺事業の当初試算からの膨張により2年間中断されたのは記憶に新しいですが、そもそもこの事業、第2期中心市街地活性化基本計画に基づく交付金(約55億円)が使えなくなってしまいます別名目での交付金交付を目指していくそうですが、金が出るかどうかわからんというのが現状、というのが記事の要旨であり、青森駅周辺整備はそもそもできるのか?と不安視するものです。

以前私は市庁舎を優先させるべきでこの件はもう少し時間を掛けて熟考した方が良い、と述べました。今回の記事で私は、むしろ事業費の目途がつかない方が、青森駅周辺の状況変化を見る時間ができて好都合ではないのか、と考えています。

皆さんにはこの事業の概要をご覧いただきたいと思いますが、騙されてはいけないのは、駅舎が建て替えられたとしても、乗客が列車を待つ環境自体は全くと言っていいほど変わらないということです。一般的に橋上駅は駅舎自体がホームの屋根として機能することも少なくないですが、青森の場合はもともとホーム南端からホームへアクセスするところの、さらに南側に駅舎を建設する形になるので、上記のような事態になってしまいます。

また、こういう非常に腹立たしい話もあります。

市民の声の中に雪対策として全覆い上屋を望む声がありますが、役人どもは全覆い上屋にするつもりなど無く、ホームから見ればサービスレベルは全く向上しないんですよね。役人ども自体が「中心市街地に多くの人が来てもらわなければ困る」と言っているのにもかかわらずです

あのですね、新幹線効果を生かすことの1つにホスピタリティの向上って言われていたわけじゃないですか?

雪に慣れない旅行者が風雪を気にすることなくスムーズに乗り換えできるようにするのもその方法の1つだったはずでしょ?

維持管理費が掛かる?確かに、上屋の維持管理費は掛かるでしょう。しかしそれをケチる結果、除雪作業は現在でも「人海戦術」という、旧態依然の方法が基本で、かつお年を召した方が多く見受けられるというザマですが、今後除雪作業員の確保って安定的にできるとでも思ってるんですか?役人どもは、「いや、これはJRが考える問題でしょ?」と嘯くでしょう。確かにその通り。ただし、この考え方は行政は労働者のことを考えていないという証明にもなってしまうのではないでしょうか?それに青森駅のホーム有効長約260m3面全てを全覆い上屋にしろと言ってるんじゃありません。ほとんど普通列車しか止まらなくなるんだから、全覆い上屋は6両分あればいいんです

そもそも青森市民が鉄道利用を敬遠するのは、駅で列車を待つ環境が良いとは言えないからでは?誰が好き好んで風雪が舞い込むホーム上で列車を待つんです?
待合室があるじゃないか?何をおっしゃる(笑)待合室は広さと設置場所に限りがあるわけなので、待合室をあてにしている時点で多くの利用者を獲得する意思が無いじゃないかannoy

こういうところが、在来線をカス扱いしているところであり、結局乗客が増えずに廃止されても何にも文句が言え無くなるわけですよと。変なところにこだわって自滅への道を進んでどうするんですか?

行政からして在来線をナメ切ってるし、他地方の鉄道利用者をナメ切ってるということ、さらに国からの補助金をアテにしているというところで、事業の内容自体が中途半端であることも手伝って、良いとこなんて何にもないように思えてしまいます。

旅客をナメ腐っている役人どもは、上から目線で中心市街地の活性化を目指すと言い続けてますが、旅客のニーズを把握・反映する能力が無い以上は絶対に実現できません

私は青森駅、あまり金を掛けるべきではないと何度か言ってきていましたが、それは上記理由を実情として感じているからです。東北新幹線新青森開業後の青森駅は、以前も述べましたが順調に乗車人員数を減らしています。北海道新幹線が開業したら、新青森に乗車人員数を抜かれるでしょう。青森は2013年度5,684人/日ですが、整備を行うとしたら、交通バリアフリー法の対応の絡みも少々考慮して、6,000人/日、いや、同法対象下限の5,000人/日の規模(だいたい弘前と同じ)で十分です。

何故か?青森駅周辺を訪れる理由が無いからです。

勢いづいてボロクソに言ってみましたが、青森駅周辺整備事業は鉄道利用者のことを全く考えていない事業であり、これを慌てて進めるべきではありません。また、鉄道における東西輸送の重要性を考えなければならないんです。

青森駅のあり方はどうあるべきか、しっかりと考えてから手を付けるべきですね。

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