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2015年1月27日 (火)

青い森鉄道 浅虫中学校踏切事故に物申す

1/25、穏やかな日曜日の昼下がり、青い森鉄道浅虫中学校踏切で列車と軽自動車が衝突し、運転していた母親は軽いけが、後部座席に乗っていた子供2人が車外に投げ出されて死亡するという痛ましい事故が起こってしまいました。

原因は現在調査中でしょうが、私もそれなりに知っている場所なので、今日はこれをテーマにさせていただきました。

私なりに考えてみましたが、あくまで想像という前提で原因を考えてみると、

1:運転者である母親が、踏切内に閉じ込められた軽自動車はそのまま進めば脱出できることを知らなかった
2:踏切の非常停止ボタンの扱い方を知らなかった
3:踏切内に進入した車両の最低地上高(ロードクリアランス)が低く、踏切内でカントによる段差に床面を擦って運転者がパニックになった
4:後部座席に乗っていた子供2人にはチャイルドシートへの着座およびシートベルト着用をさせていなかった

私は今のところこれらの原因を考えてみています。批判覚悟で正直に申し上げると、運転者である母親がもうちょっとしっかりしてれば子供たちの命は助かっていたかもしれません。しかし、だからと言って私も1ドライバーでもあるわけで、踏切通過においては場所によっては通過するのも恐怖を感じたことも少々あるので、鉄道中心のブログらしく、3について丁寧に見てみることにします。

映像で現場を見直してみましたが、自動車で浅虫中学校踏切へ進入しようとすると、市道(海側)から踏切に進入するアプローチ部分は意外に勾配が急になっています。その原因としては、当然道路よりレールレベルが高い位置にあるというのもそうですが、この浅虫中学校踏切は、よーく見ると緩和曲線上にあるんですよね。「緩和」と名はついていますが曲線であることは変わらないので、当然「カント」がついています。当り前の話ですが、青い森鉄道は複線ですから、海側より上り線カーブ外側、上り線カーブ内側、下り線カーブ外側、下り線カーブ内側となるわけで、上り線外側レールまで登り勾配上り線内側レールまで下り勾配下り線外側レールまで登り勾配下り線内側レールまで下り勾配と、自動車は踏切内でドコドコ上下に揺れながら通過することになります。カント量と自動車進入速度および上下動のしかた次第では、自動車の床面を擦ってしまうわけで、擦ると思っていなかった運転者はパニックを引き起こす・・・・・・。
少なくともありえない話ではないと思います。

根本的対策としては、自動車の進入禁止化でしょう。特に、今回の事故で私の想像通り車の床面を擦って運転者がパニックを起こして立ち往生させてしまったとしたら、最低地上高が低い車両は、絶対に乗り入れさせてはいけないのではないでしょうか?
それと、自動車ユーザーは「車版異常時訓練」ってのが開催されていればもっと参加すべきだし、自己練習もすべきです。先ほども申し上げましたが、車は大破しても人命は助けられた可能性も少なくないこのケース、トラブル対応に慣れていくというのも、大切な対策です。

あと、間接的な問題。

浅虫水族館は、青い森鉄道線の山側(東側)の土地を切り開いて造られるという無理やり感漂う立地で、青森市街地や浅虫温泉駅から車でアクセスする場合は、浅虫中学校踏切を使わなければ、結構大回りさせられてしまいます。

そもそも母親がここを通過しようと思ったのは、浅虫中学校踏切が浅虫水族館への近道だからってことが可能性高いでしょう。安全に通れる道路は正直、なーんでああも大回りさせられなきゃならんのだ?こういうことに気づかない道路計画や警察の踏切通過規制の採り方も、間接的にはこの事故の原因なのかもしれません。

※1/27、22:00現在、本記事は結構思い込みのもとで作成し、アップしています。
 事実が著しく異なる場合は訂正をさせていただくつもりですので、ご意見等やツッコミなどはコメントにて受け付けます。
 鉄道と自動車の双方の安全のために、ご協力お願いします。

最後に、幼くして天国へいってしまった子供たちの冥福をお祈りいたします。

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コメント

私もこの事故の続報が気になって検索でこちらにお邪魔しました。

道路の構造はどこでもこんな無計画なものがあるから運転手側が気を付けるしかないかもしれませんが、町会で知ってたというのであれば
陳情などができたはずですよね。やらない町会の怠慢もあるかもしれません。

それより気になったのは仰せの通り何故脱出しなかったか?です。
同じNボックスに乗っていますが車高を弄ってない4WDであそこは引っかかりません。
バカみたいにシャコタンにしててとかなら普通に通る人なら回避するはずでしょうけど、その辺も不明です。

いずれにしたって子供を抱いて逃げるのが普通なのに親だけ助かるって、何をしてたんでしょう?
運転手としても親としても未熟だったのでしょうか

青森市内で大雪だったのにシャコタンで走ってる無能を多数見かけました。
走れなくなったりするのも多かったですがそれより怖かったのがスマホ操作でした
吹雪いてるのに国道でふらふら車線をまたぐ車が居て広くなったので追い越したらハンドルの下を凝視です。
しかも同乗者複数。こんなドライバー失格の人間が多数いるのも事実。

どんな理由や原因があったにせよ、なんにも非がない子供2名が可哀そうです。

投稿: 青森s民 | 2015年3月 2日 (月) 14時41分

>青森s民 様
コメント、ありがとうございます。

本件の続報、私はまだ情報を入手していません。それ以前に入手するのも困難でしょう。

ドライバーの人間が多数いるのは、ホント完全同意です。
クルマの運転というのは前方、側方、後方に絶えず神経を集中していなければならず、
操作するだけで神経がそこに向く携帯・スマホは、前方、側方、後方からの注意が携帯・スマホに向かうため非常に危険のはず。
携帯・スマホをいじりながら運転しているドライバーを見ると、「事故ったら自業自得ね」と心底思います。

ちなみに、私の相棒はMTなので、ヘタに携帯やスマホの類をイジると死ぬわ、と思ってます。

話は踏切事故に戻りますが、踏切内で閉じ込められたらどうするか、ドライバーも対処法を知る努力が必要でしょうね。
「クルマの運転」をあまりお気軽にとらえられすぎている風潮も問題かもしれません。

投稿: 青湘遊郎 | 2015年3月 4日 (水) 09時03分

浅虫中学校踏切列車衝突事故で検索したらコチラにたどり着きました。

縁があって踏切事故防止訓練に参加する機会がありました。

踏切の中に閉じ込められた時の脱出訓練に参加したのですが、
運転席に座って遮断機で閉じ込められると、訓練だとわかって
いても妙なプレッシャーがありました。

訓練とわかっていてもこれだけのプレッシャーを感じてしまったので、
パニックになった上で1番のケースになってしまったことでしょう。

ただ、今回の訓練参加も本当に縁があって参加できたのであって、
日常生活でこういう機会はあまりないかもしれません。

セーフティドライブトレーニングやシニアドライバー講習などを開いているJAFなどが
鉄道会社と連携してもっと参加のしやすくなるように場が開けたらと思います。

投稿: カフィ | 2015年3月17日 (火) 17時58分

事故原因はホンダN-BOXの欠陥です。
あの車は、エンストしてエンジンが始動出来なくなる欠陥があります。

事故車はリコールの対策をしていなかったんでしょうね。

突然エンストする欠陥があるような車を販売しているメーカーにも責任があるとおもいますけど。

投稿: gai | 2015年3月24日 (火) 16時17分

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