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2014年12月21日 (日)

北斗星定期運転廃止決定。しかし、ここでひと妄想

かねてから噂されていた、寝台特急北斗星の定期運転廃止がついに正式発表されました。まあ新幹線のせいかと一般的には思われているでしょうが、実際に車両の老朽化も相当なものなわけで、北斗星としてはよく28年も持ったな、というのが私の正直な感想です。

私はかつて583系はくつる・ゆうづるに乗って相当久しく、現在では正直、寝台列車にはほとんどお世話になることが無いんですが、やり方次第では鉄道会社もファンも走行区間の沿線自治体も喜ぶ方法が編み出せないわけでもないと思います。

そこで、今回はひとつ妄想してみましょう。

現在、ななつ星in九州に倣ってJR東日本はトランスイート「四季島」を造ろうとしています。

http://www.jreast.co.jp/press/2013/20130603.pdf

すでにデザインなどが正式決定したプレスもすでに発表されている中、敢えて上記リンクを載せたのは、「EDC方式」ってヤツをポイントにしたいからです。

EDC方式とは、電化区間ではパンタグラフからの給電による自力走行、非電化区間では車両に装備した大出力のエンジン発電機を稼働させ、発電機からの自給電力によって自力走行するというもの。

いずれの区間も、モーター駆動で走行し、安定した走行性能と高い冗長性の両立が可能というのが特徴で、この動力方式は日本初採用です。これが実現されれば、交流20,000ボルト(周波数:50Hz)、直流1,500ボルト、非電化区間での走行が「電車として」いっぺんにできるということになります。

これまで本州-北海道をつなぐ寝台特急はすべて機関車牽引によるもので、走行速度は正直言って前時代的です。まあ、寝台特急という列車種別の存在意義そのものが、昭和30~50年代の考え方なわけですが。

私は寝台特急の新形式を造るなら電車とし、可能な限り電化区間は自走するといいのではと思っていました。

電化区間では可能なところでは130km/hで走行してほしいところです。奥羽線の一部区間の95km/h制限区間などではさすがに無理でしょうが、すでにサンライズ瀬戸・出雲の285系が出しているので、車両側に動力性能を持たせること自体は不可能ではないでしょう

課題は、青函トンネルの防災上の問題のクリア架線電圧25,000ボルトへの対応DS-ATC車上装置搭載非電化区間における走行距離。あ、あと交流電化区間の60Hz区間も追加かな。

さて、ここのところ相次いで廃止検討されている本州~北海道間の寝台特急の問題点の1つとして走行区間のJRからの経営分離、これに伴う線路使用料支払いも若干ながらありますが、これについてはもはや寝台特急の存在自体が「プレミアム」なので、庶民にも手が届く範囲でという注文は付けたいですが、運賃値上げはするべきでしょう。

寝台特急は現在、「クルージングトレイン」という名前が幅を利かせ始めていますが、ななつ星in九州やトランスイート「四季島」は、あまりにもプレミアム過ぎてユーザーにとって心理的距離がありすぎます。一方でこれまで必死に頑張ってきた北斗星などの既存の寝台特急は、285系以外の車両はそれそのものが高度経済成長期の思想から大きく進んでこれなかったのではないでしょうか?
こいつは新幹線と航空の競争というところの影響が大きいので、企業判断としては間違っているとは決して言いませんが。
ただ、だからと言って切り捨てるだけではつまらないんで、クルージングトレインだけじゃなくて一般的な寝台特急も、新しい時代のものを取り入れるぐらいはしましょうよ

今回は、こういった考え方で妄想してみたものです。

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