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2014年12月 7日 (日)

北海道新幹線試験走行、区間が本州へ延びる~改めて青函共用区間の走り方を考える。

いよいよ本日、北海道新幹線の試験走行区間が、これまでの木古内-新函館北斗から南下し、奥津軽いまべつまで拡大されました。

さっそくチラホラとネット上でもニュース映像がアップされ始めていますね。とりあえず一通り眺めてみてます。その中に奥津軽駅構内にH5系が入線してくる様子が写っている映像がありましたが、現・津軽今別駅の構内踏切が当り前のように鳴っていて、何ともシュールでした(笑)

さて、ご承知のように、青函新在共用区間(新中小国信号所-木古内間)走行に関しては国交省からイチャモンがつけられています。高速走行する新幹線と貨物列車を本線上でそのままの速度ですれ違えさせるな、といったものですが、これにより開業時は基本的には青函新在共用区間で新幹線に最高速度140km/hの制限が掛かります。何とかしてくれないかと思っていましたが、やはり制限を課す方向で開業となりそうです。

かつて私は数回にわたり、同区間は何とかならんのか、と吠えてきました。
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/50-a758.html
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/140kmh-7d9c.html
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-8d04.html
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-f1f5.html
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/140kmh-499e.html
http://seisyo-euro.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-7131.html

当然、素人が吠えるだけではこの問題が解決されるわけではありませんが、やっぱりもうちょっと何とかしてほしかったですね。

再び吠える形でなんですが、
・すれ違い時の減速は、DS-ATCとCOSMOSに手を入れるわけだが、そんなに難しいのか?
・単線区間の反対列車行き違いの考え方で何とかならんのか?
・そもそも風洞実験とかやったのか?

改めて考えてみますと、奥津軽いまべつ、湯の里知内信号所は上下各2線の待避線があります。これを最大限活用してダイヤ調整のポイントは絞れると思うんですよね。

貨物列車の続行運転などはよく言われている案ですが、
・貨物列車と新幹線がすれ違う場合は新幹線の速度を落とす
・本線上では新幹線と貨物列車をすれ違えさせないようにダイヤを組む

というのがやはり主な考え方ではあります。

さて、改めて
・すれ違い時の減速が確実にできるよう、信号設備を開発・改良
・新在共用区間の新幹線高速化

を願いたいと思います。

信号設備については一言で済んでしまうので説明は省略しますが、新在共用区間の新幹線高速化については、ダイヤ上の制約を緩和する、ある種逆転の発想です。

これは、高速走行新幹線と貨物列車を本線上で絶対にすれ違わせないという条件設定が必要となりますが、以前にも述べた在来線単線区間の対向列車行き違いの論理を応用して、対向列車が支障する時間を減らす、その方法は単純に対向列車の高速化、貨物列車は100km/h以上の速度は出ませんので、高速化するのは新幹線、というものです。ぶっちゃけ、トンネルだらけだし、沿線騒音も気にする必要は他地域に比べて無いので、何なら共用区間だけ最高速度を320km/hにでも360km/hにでも上げてしまってもいいじゃないかと思います。

あ、E5・H5系だと、トンネル内12‰連続登り勾配では320km/hは厳しいか
http://www.tetsushako.or.jp/page_file/20111025115712_dHMFZmSEKX.pdf

さらなる新型車両はこの「トンネル内12‰連続登り勾配」を320km/hどころか、360km/hを余裕を持って走行できるという条件設定が欲しいですね。

さて、まずは開業に向けての試験走行が繰り返されていくことになりますが、この問題、果たしてどのような決着を見るのか、今後も要注目です。

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コメント

以前に大平線路橋の名称と構造について情報提供をした西川です。

この件はあちこちでさんざん言われていますが、新幹線を高速で走らせる前には、在来線と異なる高い水準の保守作業(確認車の運転による支障物の完全撤去を確認:計2時間)が必要という問題もあります。
上下1本ずつの運転でも計3時間(事前の保守作業2時間+新幹線の運転1時間)を確保しなければならないそうです。3時間をせめて2時間に短縮しようとする検討はされているみたいですが。

よくご存じかもしれませんが、改めて以下のウェブサイトをごらんください。専門家による議論の結果と現時点での課題がまとめられています。

http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/tetsudo01_sg_000174.html

投稿: 西川 紀明 | 2014年12月 8日 (月) 00時15分

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