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2010年12月11日 (土)

東北新幹線八戸−新青森間開業レポート~まとめ

東北新幹線八戸−新青森間開業レポートのまとめとして、青森県民・青森市民は「新幹線」という乗り物をどう考えるべきか、キッツい激励の意味を込めて述べてみます。

NHKの報道(秋に放映されたものを手直ししたもの?)を見たり、開業時のテレビ番組などを可能な限りチェックしましたが、正直、青森県民・青森市民は交通機関の基本ってのをわかっているのか?と疑いたくなってしまいます。
どうも青森県民は「新幹線が来れば自動的に人が来てくれて万事目出度し」という心情をもっている様子が垣間見え、それは傲慢さ・油断などにつながり、きわめて危険です。

「新幹線が出来れば自ずと人が来る」っていう考え方、今すぐ捨ててください。

さっそく開業3日間の利用者数がJR東日本から発表されましたが、初の平日となった12/6の数字はほぼ平年並みです。これについては、私個人の感想は「まあ、こんなもんだろう」です。一部では開業前の青森駅とあまり変わらないとお嘆きの方がいるようですが、甘いです。

人は目的が無ければ青森に来ません。その目的を持ってもらうことが重要ですが、新青森開業でどんな目的を利用者に持ってもらうか、きちんと考えたのか?ってわけです。特に平日に青森に新幹線で訪れ、逆に青森から新幹線で出かける目的を創り出せていたか?私には全く見えません。

正直、まずは年末年始まで、特に平日はお寒い状況が続くでしょう。

傲慢さ・油断と言えば、ビジネスの面でのいい例が駅前保留地の売れ残り問題

買い手にノーリスクハイリターン感を味わってもらわなければなりませんが、果たしてうまくいってるでしょうか?

聞いたところによると、市は単純に現地の評価額を基準に値段を設定したそうですが、正直甘いです。なぜか?買い手の立場としては値段が高すぎるという話を良く聞きますが、この評価が本当だとすればノーリスクではないからです。さらに用途をあらかじめ限定してしまっており、この面でも買い手すら選んでしまいます。

不景気のせい?いや、それだけではないと思います。「使い勝手のいい土地を安く買いたい。」という買い手のニーズが解ってなかったからではないかと。

つまり、青森のお役人さんは、民間人との感覚が時折ズレている様子を表出しますが、こいつが傲慢さ・油断ってワケですね。私は今後結構長い間、ああいう風景は変わらないと思います。

「にぎわいの創出」と言う点では、私個人的には、七戸十和田周辺の方が好感が持てます
七戸十和田はこの駅を中心とした一大区画で道の駅、美術館、スーパー、産直品販売所が集約され、これから賑わうぞと予感させてくれます。良し悪しとか意図の有無を別として、生活の中に新幹線駅が入っているとも感じられ、人が来る根拠を見出せるのが、新青森との違いと思いますね。
ただし新幹線の利用客の増加に結びつくやり方ってワケでもなさそうですが・・・。

話は戻って、新青森は周辺の土地を売り、しかもその土地が値段が少々高く用途も限定されているなど、つまるところどうなって欲しいのかが簡単にわからないのが問題です。そもそも根本的なことを言うと、中継地としての色合いが濃いがゆえに駅周辺への集客力が無いし、必ずしも必要としない新青森はそういう駅です。駅前に何にも無ければそれはそれでよし

その代わりこの区域に賑わいをもたらしたければ、それこそ抜本的な開発計画の見直しが必要になってしまいます。

東北新幹線の誘致が青森県・青森市にとって成功と言えるかどうかは、これからある程度時間が経つのを待たなければなりませんが、開業したてであるからこそ、基本中の基本から見直して誘致成功に結びつける根拠を見出すべきではないでしょうか?

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