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2010年8月29日 (日)

北海道新幹線最高速度向上とその疑問

整備新幹線の新規着工の判断が保留、まあそれはいつものことだとして、

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/248319.htmlなど

さて、政治レベルで新函館以北の260km/h超運転の可能性が話に出されましたね。

これは新在共用区間の減速分のフォロー目的としていて、役人は自分達の意見の性質を無視して新在共用区間の減速を既定路線と扱いすぎてますが、「最高速度」ということに限定すると、いい流れと思います。

役人主導で新函館以北を260km/h以上も想定するとしていますが、東北・盛岡-新青森間や九州・博多-鹿児島中央間の高速化にも適用でき、さらに新在共用区間260km/h以上の実現と新函館以北260km/h超とするルールの誕生を期待したいところではあります。

ただ他の部分は突っ込みどころもあって、北海道新聞「国交省の審議会で半年から1年の審議を経て、整備計画の変更が必要。その後、約3年かかる環境影響評価をクリアして着工。」としていますが、

・その根拠は?

・ホントに環境アセス要るの?

この2点が気になります。

今のところルートは現行の260km/h設計(0系、200系基準)のものとそんなに変わるとは思えないですし、土木構造物の設計最高速度も260km/hから変える必要性を感じません。車両もE5系で東北新幹線盛岡-宇都宮間で、設計260km/hの線形・土木構造物で320km/h運転をしようとしています騒音に関する調査は必要になるかもしれませんが、果たして記事内容に書いてあるような時間が必要かが疑問です。

大体が、もともと新在共用区間の140km/h制限も役人が勝手に机上で想定したことであり、実現可否が確定したわけではありません。何度も言うようですが、技術陣から「危険だから出来ない」という泣き言が出てきていないからです(逆に、おとなしいのは、一言で言うと、「メンドクサイから」と推測。)。また、環境影響評価もどうも新聞記者の見解に過ぎないような書き方と見受けられます。

並行在来線については、

「地元の皆さん、現実を見ましょうよ」

これに尽きると思いますね。

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コメント

FASTECH360Sの高速化試験の結果、340km/hで現状非悪化の結果が出てますかね。200系260km/h
を入力条件として環境アセスを行ってるわけで、現状非悪化の入力条件を有する車両でアセスやり直し
はおかしいですわ。既にJR東はデータを持ってるので、環境アセス省略を強くプッシュするべきですな。

投稿: Dr.見習 | 2010年8月29日 (日) 21時07分

>Dr.見習 さん
コメントありがとうございます。
私個人的には、環境アセスのくだりは新聞記者が不必要かつ的外れな心配をして書いた結果だと思ってます。
仮に最高速度を260km/hよりも上げるなら、それこそ常識的な判断を望みたいところです。

投稿: 青湘遊郎 | 2010年8月29日 (日) 23時35分

車両・走行条件の変更によって、騒音・振動等が増加する恐れがある場合は、再度評価することは、北海道新幹線の環境影響評価の評価書に記載されていることなのですが?
大体、JR東日本が、320km/h運転のための工事をいろいろしているのはごぞんじでしょうに、都合よく忘れましたか?

投稿: | 2010年8月30日 (月) 07時58分

どなかたは分かりませんが、コメント、ありがとうございます。

>車両・走行条件の変更によって、騒音・振動等が増加する恐れがある場合は、再度評価することは、
>北海道新幹線の環境影響評価の評価書に記載されていることなのですが?
ゴメンなさい、完全に見落としてました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=2511
これを読んでおきました。

しかし、私が環境アセス、本当に要るのか疑問であるという考えは変わりません。
ルートは現計画を変更する必要が無いと思いますし、
車両・走行条件の変更をするとは言え、騒音・振動等が増加する恐れがあるとは
ちょっと考えにくいからです。

確か北海道新幹線はE2系を評価の条件としているとの話ですが、
300km/h程度までであれば騒音・振動とも増加しない可能性の方が高い。
もしこれで環境アセスやり直しをしなければならないとしたら、
正直言ってこりゃ「押し売りにさらに押し売りを重ねる」国の愚策って言ってしまっても
いいかもしれません。

※設計最高速度が260km/hなので、現状非悪化を「とりあえず」300km/hと仮定しました。

投稿: 青湘遊郎 | 2010年8月30日 (月) 21時40分

どこのどなたの書き込みかは分かりませんが、自分も環境アセスのやり直しはする必要が無いと思います。現状非悪化のデータが既に取れて証拠となっているのに、やり直しさせるというのは体のいい嫌がらせですね。嫌がらせは毒のある言葉ですが、行政官の意図でいかようにでも取りうる行政システムになってる以上、あえてそういわせてもらいます。

投稿: Dr見習 | 2010年8月31日 (火) 07時46分

>Dr見習 さん。
たびたびありがとうございます。

そうですね。
意見を付け加えさせていただくと、仮に環境アセスやり直しになってしまう場合、
これは沿線自治体の希望ではなくて、「国のイチャモン」によって手続きのやり直しを強制される
というところがまずいところ。

やっぱり個人的には環境アセス、やり直しという結果になってほしくないですね。

投稿: 青湘遊郎 | 2010年8月31日 (火) 21時33分

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