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2008年10月19日 - 2008年10月25日

2008年10月25日 (土)

FASTECH360の成果~JR東日本テクニカルレビュー

昨日、10月23日にJR東日本HPの「テクニカルレビュー」のメニューが更新され、FASTECH360についてのものが出ていたとの情報をキャッチ!昨日仕事が休みだったので一通り読んでみました。以下は自分なりに要約したものです。

ここで注釈。「S」とはFASTECH360 S(E954系)で「Z」は同 Z(E955系)、文中に出てくる「+」は併結を表します。ではいってみましょう。

騒音の抑制

・S+ZはE2系+E3系(以下、「系」は省略。)に比べ、同速度(約270km/h)で4~5dB減(25m騒音)と大幅に騒音低減できた。

・しかしE2+E3の275km/h走行時と同レベル騒音の速度(現状非悪化速度)が330km/h程度(S単独では340km/h程度)と、360km/hに到達できず。特に車体寸法の制約が大きいZは、Sに比べて騒音対策の効果が小さく、新在直通車両が全体の騒音低減の技術レベルを支配する結果となった。

・関連して行った軌道パッド交換後の試験結果により、構造物音の全体騒音への寄与は無視できないレベルと確認。

トンネル微気圧波対策

・Sではアローラインとストリームラインの2種、Zではアローのノーズ延長の長短(16mと13m)2種類の計4種類の先頭形状を比較。Sではストリームよりもアローの方が性能的に優れており、Sの16mノーズ延長とZの13mのそれが、同等のトンネル微気圧波緩和性能であることが分かった。

・出来る限り車両側で対策をし、不足分を地上設備改良で補う方針で試験した結果、当初予想していたレベルでの速度域に応じたトンネル緩衝工対策が必要であると確認。現在ダクト付き緩衝工、軽量パネル型緩衝工の技術開発中。

ブレーキ

非常ブレーキ停止距離4000m以内とすることを目標とした。試験を行ったところ、基礎ブレーキだけで340km/hまで可能、空気抵抗増加装置(いわゆる「ネコミミブレーキ」)を併用すると360km/hでも可能である。

乗り心地

・空気ばねストローク片上げ式車体傾斜機構により、盛岡以南のR4000カーブ・155mmカントで330km/h以上、R6000で360km/h以上とすることが可能になった。

・SはE2の275km/h乗り心地レベルを上回ることが出来た。しかし左右振動はSの365km/hで80dB以下を目標を達成したが、併結時の長大トンネル走行における左右振動などに更なる改良が必要。

・上下乗り心地レベルでは365km/h走行時で84dB前後と、現行275km/h走行比でも遜色なくなったが、目標の80dBに及ばず。左右乗り心地レベルが大幅に改善された結果、こっちが犠牲になったか?高周波ビビリ振動も無視できないレベルにあり。

・静粛性が360km/h走行でもE2の275km/hと同等以下となり、十分なレベル。

・・・とこんな感じです。

個人的印象を述べると、やはりZが高速化のネックになってしまうのが再確認されたというものですね。ただ私はてっきりZについては在来線走行が問題になるという結果が出ると思ってましたが、「理想的な騒音対策が採れない」と理由付けてきたのが意外でした。また、乗り心地に関しては現行以上とは知っていましたが、予想を上回る厳しい目標を作っていたようでこれもちょっと意外でした。

整理すると、360km/hでも大丈夫なものは、動力性能、ブレーキ、乗り心地のうちの一部と車内静粛性、さらに改良が必要なものとして、騒音対策(←これが一番大変!)、乗り心地(上下振動と高周波ビビリ振動)といったところのようです。

そういえば、盛岡以南のR4000カーブのカントは前述のとおり155mmなんですが、これを200mm化しないんでしょうかね?するなら軌道パッドも変えちゃって、それが騒音対策にもなり、一石二鳥!!直線区間は長い時間使ってコツコツやっちゃえ(笑) ましてスラブ用カント嵩上げ軌道パッドは完成している(少なくとも技術は開発中)とかいう噂もあるし。・・・ってそんな簡単な話じゃないか。

この結果を受けて新幹線新青森開業時にE5系がデビューし、同形式によって最終的に320km/h化(盛岡-宇都宮間)されますが、何にしろ360km/hまではもうひと頑張りという感じですね。しかしその「もうひと頑張り」が、技術者の皆さんにとって大変なんですが・・・。

過去の写真は一旦お休み。明日以降にまたやります。今日は特別に自分で撮ったFASTECHの写真を2枚。

071015_119 ←1号車、形状:不採用となったストリームラインです。

071015_107 ←8号車。形状:アローラインです。

八戸駅で昨年10月15日、八戸以北の工事現場の撮影の合間を縫って撮影。先頭車のみ載せてみました。それにしても昼間の八戸駅での撮影は難しいですね。当日は快晴でしたが光が車両にかなり写りこみ、露出・シャッタースピードの調整に苦労しました。だってヘタにやると肝心なところ写らないんだもん・・・(泣)

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2008年10月23日 (木)

ああ、からかわれちゃったよ・・・。

今日も平成17年のときの話。

牛鍵トンネル崩落事故を当日に知り、その翌日、仕事している最中にいきなり同僚から言われました。

「手伝いに行かなくて大丈夫か?(笑)」

ウチの職場は調べ物をするためにネットをよく活用しており、見ようと思えばいつでもネットが見られるので、さっそく確認。するとなーんと牛鍵トンネル陥没事故のニュースが現場の空撮画像つきで出ているじゃないですか!(笑)

・・・そいつはどうやらその日にYahooのニュースを見たようで・・・。

こういうのってからかわれるネタになりやすく、案の定「早く手伝いに行かないと大変だぞ(笑)」などとからかわれました(泣)

いや、そこ俺の実家じゃねえし・・・。(←当時の私の心の声)

数ヵ月後、復旧工事をしていると見込み、現地に行ってみるとバッチリやってました。作業中の現地の様子を伺いながら、撮影に成功しました。それがこれ!

T←こっちが八戸方面を望んだカットで、

T_2 ←こっちが七戸(仮称)・新青森方面を望んだカットだったような・・・。

復旧方法は邪魔な土砂を取り除いて、開削工法によって地形を復元したんじゃなかったかな?ひとまずこの事故によるけが人が出なかったのは良かった良かった。今は「本当にここで陥没事故があったのかいな?」と思わされるほどになっていますが、実際のところはどうでしょうか?

現地で復旧後の農業について心配する農家の方もいらっしゃったようで、やはり自分たちでつくってきた土が入れ替わってしまうわけですから、それもまた当然。復旧してから数年たちますが、以前のように畑作できているかが気になるところです。

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2008年10月22日 (水)

よくぞくだらんことをやりました(笑)

今日は平成17年の写真を持ってきてみました。本blogに載せる写真を選んでいるうちにそのときのことを思い出してきたので、今日はそれを書いてみようかな。

当時私はクルマを新車で購入したばかりでした。クルマを買ったら必ずやろうと決めていたことがありました。それは・・・

国道4号を完走して実家に帰る!!(爆

そのときは5日間しか夏休みを取らなかったんですが、今にして思うと結構キツかったですね。

まず午前2時半頃に首都圏某地を出発。午前4時ごろに東京・日本橋の国道4号起点を通過、宇都宮の新4号バイパスと現道との合流から福島方面の渋滞に悩まされ(まだ7時前だというのに)、9時半ごろに福島県入りして1時間程度の休憩、仙台を抜けるあたりの大渋滞に巻き込まれ、夕方6時ごろ岩手県内で休憩、花巻の花火大会を横目で見ながら夜10時前に青森県入り、夜12時直前に実家へ到着するという、本当にほぼ1日クルマに乗りっぱなしの状態でした(笑)

復路も相当な時間が掛かりましたが、復路まで長々と書いてしまうと皆さんがウザいと思ってしまうでしょうから、省略(笑)

ああ、そうそう、今日載せる写真は、実家から関東に帰りながら撮ったものです。

いやー、すげーくだらないことをやったもんですね(笑) このとき私の無茶に付き合ってくれたそいつは、今でも私の頼れる相棒です。

今日はこれ。さてどこでしょう?まあ、わかる人には一発でわかりますが・・・。

H178←平成17年8月撮影。

416 ←平成20年9月撮影。

ねぶたの里高架橋です。その名の通り、ねぶたの里の駐車場を貫く高架橋で、左に見えるのは田茂木野トンネル、フレームアウトしてしまってますが、右にはすぐ雲谷平トンネル(平成17年当時は、ほとんど手付かず)があります。

東北新幹線の八戸-新青森間の高架橋と言えば、「ゲルバー(カンチレバー)式連続ラーメン高架橋」が一般的ですが、ここはどうやら違う形式のようです。詳しい形式を未確認なので、機会があったらまた書きます(謝)

以下は調べながら書いた内容ですが、ラーメン橋とは、主桁と橋脚・橋台を剛結する橋(「一体化されている」と説明されることもある)のことで、ゲルバー式とは、張り出した両側の橋桁に橋桁を載せる構造のことを言います。連続だとラーメン部が数ブロックに分けて造られますが、ラーメンのブロック間に桁を掛けるという形式がゲルバー式となっているという解釈でいいかと。

さらにちなみにこの場合の「ラーメン」とは、ドイツ語の「額縁」に由来しますが、構造物の部材間の結合が外力による変形に対して抵抗作用を持つ剛接合でなされている「骨組み」のこと。私もかつてそうかなーと思ってましたが、食い物のラーメン(拉麺)とは全く関係ありません(笑)

※文章表現に語弊があったので、平成20年10月23日修正。

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2008年10月20日 (月)

突っ込みを1つ・・・。

昨日は青森・七戸両地区でレールウォークがあったようですね。今回でレールウォークは最後になるとの話です。本blogをご覧の方でレールウォークに参加された方、いらっしゃいますか?

さて、本日は青森のメディアにちょっと突っ込みたいと思います。

青森のTVニュースなんかではよくこういう言い回しをします。

参加した人たちは~(中略)~することを実感していました。

さっき某メディアのニュースの文章を覗いたら、案の定この手の表現が・・・。

こういう言い回し、恥ずかしいと思うのは私だけでしょうかね?この言い回しを見聞きすると、どうもこう突っ込みたくなるんですよ。

勝手に決めんじゃねぇannoyannoyannoy(暴

・・・いや、失礼致しました。

しかしメディアたるものが「~を実感していました。」って、人の心や様子を勝手に断言口調で決め付ける表現を採って良いんでしょうかね?せめて「~実感している様子でした。」とか、一歩引いた表現にしましょうよ・・・。

今日からは、古い写真も多めに載せてみたいと思います。

まず第1弾。さあどこでしょう?

394  394_2

上の2枚はいずれも、何と平成16年8月の様子です。左が八戸方面、右が新青森方面。このときは私はPCもデジカメも持ってませんでしたので、「写ルンです」で撮ってました。いやー、あの頃が懐かしい!

それから4年後

631 20_05_2

こうなりました!写っている道路は国道394号で、ここは漆森路盤工区。平成16年時のものの2枚の並びと同じく、左が八戸方面、右が七戸(仮称)・新青森方面。今年撮った手持ちの写真から平成16年時撮影のそれとアングルが近くなるように選んだので、左が9月撮影、右が5月撮影のものにしてみました。

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