2018年5月16日 (水)

16年待ったけど、とりあえず祝!~新幹線上野~大宮間の所要時間短縮プレスリリース

本日のネタは何と言ってもこれでしょう。

http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180507.pdf

新幹線上野~大宮間の所要時間短縮に向けた工事着手についてのプレスですが、すなわち最高速度向上を目指すことになります。

現行の最高速度110km/hのところ、一部区間で130km/h化させると正式発表されたわけです。

いや~、しかし長かった(笑)

だって、この構想ってDS-ATCを導入する時期に一度プレスリリースされている内容なんですから。

http://www.jreast.co.jp/press/2001_2/20020311/index.html

これが発表されてからなんと16年ですよ、16年

さて、16年前のプレスでは東京-大宮間のうち、曲線の少ない約18kmの区間で速度向上をし、約2分の短縮が目指されたのに対し、今回のプレスでは速度向上区間を埼玉県部分の荒川橋梁~北与野付近(うち130km/h化区間は与野本町付近)までに限定し、騒音対策など地上設備の工事を行う、とされ、所要時間短縮は1分程度と見込んでいます。

正直物足りなさは残りますが、埼玉県だけでも調整に16年かかったくらいですから、東京都内は発表できるまでにもうちょっと時間がかかるとみるべきでしょう。また、東京都内の区間を速度向上する場合は、実際は東京新幹線車両センター以北に限られてしまうでしょうね。

まあ何にしろ目出度い話であることは間違いありません。あとはスケジュール通りに最高速度向上ができるのを期待しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月 5日 (土)

北海道の鉄道、なにがなにやらだが面白そう。

スマホゲームにドハマりしてこっちのほうがおろそかになってしまっていましたが、なにやら北海道の鉄道が面白いことになってきそうで。

まず札幌駅。

JR北海道が新幹線札幌駅について「現役案」を突っぱね続け、「大東案(修正東側案)」で決着しましたが、北5西1地区の再開発に名乗りを上げたか(笑)やっぱり本音はこれじゃねえか、と。

あとは土木技術的に、あるいは旅客サービス的に成り立つ案なのかは要検証です。一部、エスカレーター・エレベーターやら動く歩道やらの報道がありますが、エスカレーターも動く歩道もは十分な幅が取れるのかが疑問であり、本末転倒だと思います。エスカレーターは許せるとして、動く歩道は個人的には却下したいですね。

だって、狭い狭い言ってたから大東案にしたんでしょ?エスカレーターや動く歩道は片道2m程度必要でしょうが?んなことやったら旅客通路やホームが狭くなりまっせ。

まあいい意味でも悪い意味でもこの話は引き続き注目ですね。

北広島について。

プロ野球日本ハムファイターズが札幌ドームから脱出することから、新球場は北広島市に建設されることになりました。交通アクセスが議論されていたようですが、鉄道輸送に関しては、北広島駅と新設駅を考えられているようで、新設駅は「引き込み線方式」が持ち上がったようです。これには特に異論はないです。あえて言うならば、JR北海道は口を出すなよ、というところですかね。

新千歳空港について。

国が改良構想をぶち上げ、北海道新聞に配線図が載ったようです。現在駅への接続は単線で駅は1面2線ですが、これを複線化かつ駅を3面4線へ拡張、千歳線室蘭方面へスルーできるようにし、石勝線の起点を新千歳空港駅に移す、というかなり大がかりな改良計画です。まあこれを機に快速エアポートを長大編成化(現在は6両で、地上設備上増結できないとされている)できるようにはすべきでしょう。これもJR北海道は余計な口を出すべきではないでしょう。

さて、「札幌駅」と「北広島および新千歳空港」には大きな違いがあります。

すでにお分かりの方は多いでしょう。札幌駅はJR北海道が望んだお話で、あとの2つは他社がらみです。おそらく事業費は企業による出資や公共事業(三セクでも設立されるでしょうね)で行う形となり、JR北海道はあまりカネを出さなくて済むのではないでしょうか?

とにかくカネがないカネがない(鉄道利用客が増えないのが悪いんですが)というJR北海道、そんな中新幹線で約75億円カネを出すことになりそうなわけです。さて、JR北海道はカネを出さずに儲けることができるか?JR北海道の賢さが問われると思います。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年4月 2日 (月)

整備新幹線の雪対策は、JRが決めるものではありません。JRではなくて鉄道・運輸機構を評価すべし。

今朝こんな記事を見つけました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00010000-doshin-hok

北海道新幹線が今冬、雪よる遅れがゼロという内容です。まあ北陸新幹線も遅れがなかったと記憶してますが、

この記事やヤフーコメントを読んで、JR北海道を評価するものが意外と多いと印象を受けました。

さて、ひねくれ者の私、物申します。

整備新幹線区間の雪対策は、JR北海道が考え出したのではありません。

考え出したのは鉄道・運輸機構です。

まず基本中の基本中の基本中の基本を言いますと、整備新幹線は鉄道・運輸機構が建設するわけですが、インフラ整備事業として当然災害への強さ、今回は降雪への対策が求められます。鉄道・運輸機構は線路計画を練るにあたり、現地の気象調査を実施するんです。調査の結果を踏まえて雪対策が練られていきます

かつて東北新幹線八戸-新青森間の工事中に作られた七戸町の仮設高架橋(本線から外れた位置にあり、確かもう無い)や、青森市の現在の船岡高架橋の一部(荒川橋梁の左岸側)は鉄道・運輸機構が最適な雪害対策の方法を見極めるために造ったもので、JRの意見が入ったという情報はありません。

JRは完成した施設を借り、使っていくわけですが、この記事の内容について正確な表現をすれば、国が造った設備を正しく使っている、というものになります。つまり、国が造るインフラは、しっかり考えつくされたものであれば、地元の人たちだけが考案したものと同等以上の質を確保できる、というわけです。

あえてもう一度言います。雪害対策を考案したのはJRではなくて鉄道・運輸機構です。
ということで私は、JRではなくて鉄道・運輸機構を評価するべきだと思います。

最後にさらに捻くれたお話。

無理やり感はありますが、札幌駅の話と結び付けてみましょう。

ご存知の通り鉄道・運輸機構の意見を突っぱねて「大東案」で完全決着しましたが、対比して考えると、JR北海道のある種の「自惚れ」を見てしまいます

この都市のことをよく知っているんだから、俺の言うこと聞いていれば間違いないんだ、みたいなね。

しかし先ほど述べたように、しっかり考えられたものであれば他の地方の方が設計したものでも役に立つものが十分にあります。

国の言うことを無条件で聞いてしまってもよかったんじゃないか?と思わされますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«開業2年目はまあむしろ減るのが常。問題はこれからだ~北海道新幹線2年目の開業実績